見守り・防犯カメラ

見守りカメラの通信量の目安|実家の回線で足りるか確かめる

※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります


※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

実家にカメラを1台置きたい。ただ、親の契約はギガに上限があるモバイル回線です。カメラをつなぎっぱなしにして、月末にギガが尽きたら困ります。

この不安は、カメラの使い方を決めれば数字で確かめられます。この記事でわかることは3つです。

  • 見守りカメラが通信を使う場所と、1か月の通信量を自分で出す方法
  • 実家の回線タイプ別に、カメラを常設できるかどうかの判断
  • ギガと通信の負担を減らす設定5つ

最終確認日:2026-09-18。

先に結論:先に見るのは上り速度

見守りカメラを置けるかどうかは、月のギガより先に「上り(アップロード)速度」で決まります。

カメラは映像を受け取る機械ではなく、送り続ける機械だからです。光回線の解説サイトでは、カメラの機能をひと通り使うなら上り10Mbpsを目安に挙げています。上りが細いと、ギガが余っていても映像が止まります。

通信量そのものは、使い方で桁が変わります。24時間クラウドに送り続けると月に数百GB規模です。microSDカードに録って動体検知の通知だけ受け取る使い方なら、月に数GBから十数GB程度に収まる計算になります。

判断の目安は次のとおりです。

  • 実家が光回線……ギガも上りも足りることが多い。画質は初期設定のままで始める
  • 実家がホームルーター……置ける可能性は高い。契約したあとで上りの実測を確かめる
  • 実家がポケットWi-Fi・テザリングだけ……カメラの常設には向かない。LTE内蔵の機器やセンサー型を検討する

通信量はカメラが送る側で決まる

見守りカメラの通信は、方向の違う2種類に分かれます。

  • 上り……カメラが映像をクラウドやスマホへ送る通信。常時録画なら24時間発生する
  • 下り……離れた家族がスマホで映像を見るときの通信。見ている時間だけ発生する

家庭の回線は下りが速く、上りが細い契約が多くあります。動画を見る用途では困りませんが、カメラは逆向きの通信が主役です。ここが見落とされやすい点です。

録画の方式によって、上りの量は3段階に分かれます。

  1. 常時クラウド録画……映像を24時間送り続ける。通信量がいちばん多い
  2. 動体検知のときだけ送る……動きを検知した数十秒だけ送る。通信量は大きく減る
  3. microSDカードに録る……録画はカメラ本体で完結する。送るのは通知と、家族が見ている間の映像だけ

セーフィーの解説によると、H.265という新しい圧縮方式に対応したカメラが増え、同じ画質でもデータ量を抑えられるようになっています。同社の記事ではH.265はH.264のおよそ半分のデータ量とされています。カタログに対応方式が書かれていれば、そこも見る価値があります。

1か月の通信量を自分で出す

通信量は計算式で出せます。ネットワークカメラの解説で使われている式は次のとおりです。

通信量(GB/時)= ビットレート(Mbps)× 3,600 ÷ 8 ÷ 1,024

ビットレートは、カメラが1秒間に送るデータの量です。家庭用カメラのアプリでは「高画質・標準・省データ」といった呼び方で選べることが多く、数値で表示されない機種もあります。

この式で出した、送り続けた場合の目安が下の表です。

ビットレート1時間1日(24時間)30日
1Mbps約0.44GB約10.5GB約316GB
2Mbps約0.88GB約21.1GB約633GB
4Mbps約1.76GB約42.2GB約1,266GB

24時間送り続けると、控えめな画質でも月300GBを超えます。ギガに上限のある契約では現実的ではありません。

一方、送る時間を短くすると数字は一気に下がります。2Mbpsで計算した使い方別の目安が下の表です。

使い方送る時間の想定1か月の目安
24時間クラウド録画720時間約633GB
動体検知のときだけ録画1日20回×20秒約3GB
SD録画+1日15分だけ見る1日15分約7GB

数字はすべて計算式から出した目安です。実際の量は機種・画質設定・映る場所の動きの多さで変わります。動きの多い玄関やリビングでは、検知回数が想定より増えます。

実家の回線タイプ別の向き不向き

見守りカメラ | 実家の回線選び

回線タイプ別・カメラ常設の向き不向き

ギガの上限より、上り速度と切れにくさで決まります

上り速度月のギガ24時間つなぎっぱなし
光回線 戸建て・マンション ○ 上りも太い契約が主流 ○ 上限なしの契約が多い ○ 常設に向く
ホームルーター home 5G・エアー等 △ 下りに比べ上りは出にくい △ 原則無制限だが混雑時に遅くなる案内あり △ 置き場所と電波で差が出る
ポケットWi-Fi 持ち運ぶ機器 × 上りは細い × 月の上限付きプランが多い × 電池切れ・持ち出しで切れる
スマホのテザリング 親のスマホから △ 電波次第で変動 × スマホの契約ギガを消費 × 外出時に途切れる
  • ※上り速度と容量は契約プラン・地域・電波状況で変わります。同じサービスでも差が出ます
  • ※混雑時の速度低下の有無は各社の公式案内をご確認ください

おうちをスマートに

ホームルーターは判断が割れる位置にあります。NTTドコモのおうちネットプレスでは、home 5Gは月間のデータ量が無制限とされる一方、直近3日間の利用が特に多い場合や混雑時は通信が遅くなることがあると案内されています。ソフトバンクエアーも、利用が集中する時間帯に速度制限を行う可能性があると説明されています。

つまりホームルーターで問題になりやすいのは、ギガの上限より混雑時の速度低下です。実家に置く前に、現地でスピードテストを開き、下りではなく上りの数字を見てください。

購入者レビュー121件の不満と満足

主役として挙げるSwitchBot見守りカメラ Plus 3MPについて、楽天市場のレビュー121件を読んで分類しました(取得日:2026-09-18)。楽天市場の公式店ページでの集計は、レビュー145件・平均4.19です。星の内訳は5つ星77件、4つ星44件、3つ星10件、2つ星3件、1つ星11件でした。

楽天は星4・5の投稿が多く集まるため、ここでは星4以下を不満の母集団として扱っています。

不満で多かったのはこの4つ

  • カメラがオフラインになる……数回オフラインになって戻すのが手間だった、接続がよく切れる、という投稿が複数ありました
  • 映像が出るまで待つ……アプリを開いてから表示まで2分近くかかることがある、という投稿があります
  • 初期設定でつまずく……QRコードが読み取れない、Wi-Fiのパスワードが長くて認識されない、設定に5時間かかったという投稿が見られました
  • 有料プランの案内が多い……人の検知は無料でも記録できるが、ペットの検知と記録には有料プランが必要だったという投稿があります

回線との相性に触れた投稿もありました。2023年12月には、特定のモバイル回線だと外出先から映像を見られないという報告が出ています。同じ時期に、同じ回線でも自分の地域では問題なく使えたという逆の投稿もありました。回線と地域の組み合わせで結果が変わるため、返品できる期間のうちに外出先からの表示を試すのが確実です。

満足している使い方

満足の投稿で多いのは、介護が必要な親の見守り、ペットの留守番、赤ちゃんの様子確認でした。夜間の映りと動体検知の通知を評価する声が中心です。

通信量の参考になる投稿もありました。32GBのmicroSDカードに、音声なしで人検知の録画だけを残す設定にしたところ、1か月で2GBほどの使用量だったという記録です。保存容量の話ではありますが、検知した場面だけ残す運用がいかに軽いかが分かります。

SwitchBot 見守りカメラ Plus 3MP

画像:楽天市場

同じシリーズには300万画素のPlus 3MPと、500万画素のPlus 5MPがあります。楽天市場の公式店では、2026-09-18時点でPlus 3MPが3,980円、Plus 5MPが7,980円でした。**通信量を抑えたい実家用なら、画素数の高い方を選ぶ理由は多くありません。**送るデータが増えるほど、上りの細い回線では不利になります。

保存方法と月額の関係は、見守りカメラの月額料金|SDカードとクラウドの選び分けで詳しく整理しています。

ギガを減らす5つの設定

買ったあとに効く順で並べました。上から順に効果が大きくなります。

  1. 常時クラウド録画を使わない……microSDカードに録れば、送るのは通知と再生時の映像だけになります
  2. 録画を動体検知のときだけにする……NSKダイレクトショップの解説では、1日10回から20回程度の検知なら32GBのカードで1週間から2週間保存できるとされています。常時録画では同じ容量でも保存期間が大きく縮みます
  3. 画質を1段下げる……ビットレートが半分になれば通信量も半分です。顔の判別が目的なら、最高画質は必ずしも必要ありません
  4. スマホで見る時間を決める……見る行為は下りの通信を使います。外出先のスマホ回線で長時間開くと、見る側のギガも減ります
  5. 台数を増やすときは掛け算で考える……2台置けば通信量も約2倍です。玄関と居間の両方に置くなら、1台分の目安を2倍して確かめます

音声の録音を切ると、わずかですが送るデータが減ります。親の部屋に置く場合は、通信量よりもプライバシーの観点で先に相談してください。

注意点・人を選ぶ点

**microSD録画は本体ごと持ち去られると映像も消えます。**防犯目的が主なら、クラウド保存や、手の届かない位置への設置とあわせて考えてください。

停電やWi-Fiの切断があると、カメラは映像を送れません。復旧後に自動で戻る機種もありますが、レビューでは戻す操作が手間だったという投稿がありました。離れた実家では、戻しに行けない点が弱点になります。

上りの実測は、実家に行ったときにしかできません。親のスマホで速度測定サイトを開き、上りの数値を控えておくと判断が早くなります。測る場所は、カメラを置く予定の部屋です。

カメラ本体はコンセントを1つ占有します。実家のコンセントに空きがない場合は、置き場所から先に決めてください。

よくある質問

Q. ホームルーターで見守りカメラは使えますか。 使えている家庭はありますが、上りの速度と混雑時の低下が読みにくい点は残ります。カメラ用の回線を解説する記事では、上り10Mbpsが1つの目安として挙げられています。契約前に実家で電波を確かめるのが確実です。

Q. カメラ1台で月にどれくらいのギガを使いますか。 使い方で大きく変わります。24時間クラウドに送るなら、2Mbpsの想定で月600GB前後の計算になります。SDカード録画で1日15分だけ見る使い方なら、同じ想定で月7GB前後です。

Q. Wi-Fiにつながりません。 多くのスマートカメラは接続時の周波数帯に条件があります。手順はスマート家電が初期設定でつながらない|2.4GHzの確認手順にまとめました。

Q. 画質を下げると顔は分かりますか。 部屋の広さとカメラまでの距離によります。数メートル先の人物が誰か分かればよい用途なら、標準画質でも足りることが多いです。表情や手元まで見たい場合は画質を上げ、その分の通信量を見込んでください。

Q. 実家にネット回線そのものがありません。 カメラ以外の選択肢も含めて実家にWi-Fiがない親の見守り|回線なしで使える3つの方法に整理しています。

まとめ

実家の回線でカメラが使えるかは、2つの数字で判断できます。上りの速度と、1か月に送る量です。

送る量は録画方式で桁が変わります。24時間クラウドに送れば月数百GB、動体検知とSDカード録画に切り替えれば月数GBです。ギガに上限のある契約でも、後者なら収まる可能性があります。

実家に帰ったときに、カメラを置く部屋で上りの速度を測ってください。数字が分かれば、迷う時間はそこで終わります。

あわせて読みたい

参考にした情報

  • セーフィー「ネットワークカメラの通信量の目安は?ビットレートの意味や計算法を解説」(計算式・H.265の圧縮率)
  • NTTドコモ おうちネットプレス「home 5Gの通信制限とは?」(データ量と混雑時の案内)
  • 楽天市場 SwitchBot公式店の商品ページとレビュー(価格・レビュー件数・星の内訳/取得日 2026-09-18)

※本記事の価格・仕様は執筆時点のものです。最新の価格・対応状況は各販売ページ・メーカー公式でご確認ください。