スマートロックをツーロックの玄関に|上下2つの鍵は2台いる?
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玄関に鍵が上下2つある「ツーロック」の家は、帰るたびに鍵を2回回す手間があります。スマートロックで楽にしたくても、「1台で足りるのか」「2台買うと高すぎないか」で止まりがちです。
結論から書きます。上下とも自動で開け閉めしたいなら、スマートロックは2台必要です。 今回の調査では、1台で2つの鍵を回せる後付け製品は見当たりませんでした。2台を選ぶときは、同じ機種を2台そろえて、1回の操作で両方が動く「連動機能」がある製品を選びます。
この記事では、1台・2台・ドア交換の違い、買う前に測る場所、購入者レビュー150件から分かった失敗の傾向を整理します。最終確認日:2026-10-09。
結論は2台と連動機能のセット
後付けのスマートロックは、室内側のつまみ(サムターン)1つにかぶせて回す仕組みです。つまみが2つあれば、本体も2台いります。
2台付けても、スマホや暗証番号で1台ずつ操作するなら手間は減りません。そこで各社は、2台を1台として扱う連動機能を用意しています。SwitchBotは「ツインロック」、Natureは「ダブルロック」と呼んでいます。
連動機能を使うと、顔認証やスマホで1回操作するだけで上下の鍵が同時に回ります。ツーロックの家でスマートロックを選ぶなら、連動機能があるかが最初の条件です。
1台・2台・ドア交換の違い
ツーロックの玄関を楽にする方法は、大きく3つあります。費用と防犯の考え方が違うので、表で比べます。
ツーロックの玄関 | 3つの方法
1台だけ・2台で連動・ドアごと交換の違い
どれが合うかは、普段も2つ閉めたいかで決まります
| 普段の手間 | 防犯の考え方 | 費用 | 賃貸 | |
|---|---|---|---|---|
| 1台だけ付ける 片方は手で回す | △ 片方は手で開け閉め | △ 手動側を閉め忘れやすい | ○ 1台分 | ○ 貼るタイプなら付けやすい |
| 2台で連動 同じ機種を2台 | ○ 1回の操作で両方 | ○ 2つとも自動で閉まる | △ 2台分かかる | ○ 貼るタイプなら付けやすい |
| 電子錠付きドアに交換 工事が必要 | ○ 両方まとめて動く | ○ 製品による | × 工事費がかかる | × 大家さんの許可が要る |
- ※費用の具体額はドアや製品で変わります。ドア交換は施工業者の見積もりで確認してください
おうちをスマートに
1台だけで済ませる場合
1台だけ付けて、もう片方は旅行など長く家を空ける日だけ手で閉める使い方もあります。費用は半分で済みます。
ただし、ツーロックのドアは2つ閉めて防犯性を上げる前提で作られています。普段1つしか閉めないなら、ツーロックの意味が半分なくなることは知っておいてください。
ドアごと交換する場合
玄関ドアやカギ一式を電子錠に替える方法は、工事が必要です。楽天のレビューには、ドア交換の見積もりが約40万円で、後付けのスマートロック2台は約5万円だったという声がありました。金額は家ごとに違うので、比べるなら見積もりを取ってから判断します。
2台を1回で動かせる製品の確かめ方
連動機能の有無は、製品ページや公式サポートで「ツインロック」「ダブルロック」「2ロック」と書かれているかで確かめます。今回の調査で公式情報を確認できた製品は次のとおりです。
| 製品 | 連動の呼び名 | 確かめた条件 |
|---|---|---|
| SwitchBot ロックUltra | ツインロック | 同じ機種を2台。アプリ9.12以降が必要(公式サポート) |
| SwitchBot ロックPro | ツインロック | 同じ機種を2台。アプリの設定から切り替え(公式サポート) |
| Nature Lock | ダブルロック | 2026年6月のアップデートで対応。アプリとNature Keyで2台同時に操作(公式発表) |
| Qrio Lock | 2台の連携 | 2018年の発表時から、2台を連携して1回で解錠できると案内 |
違う機種は組み合わせられない
SwitchBotの公式サポートによると、初代ロック・ロックPro・ロックUltraは互いに互換性がなく、違う機種どうしではツインロックを組めません。
今ロックProを1台持っていて、もう1台をUltraで足す、という買い方はできません。 2台目を買い足すなら同じ機種を探すか、2台まとめて買い替えます。
新型の発表も確認しておく
SwitchBotは2026年8月に後継機「ロックUltra 2」を海外で発表しています。日本での発売時期とツインロック対応は、執筆時点では確認できていません。急がないなら、公式ストアで新型の情報を一度見てから決める方法もあります。
SESAMEは今回確認できず
CANDY HOUSEのSESAMEシリーズは、今回の調査では2台連動の公式説明を見つけられませんでした。SESAMEで組みたい人は、購入前に公式サポートへ問い合わせてください。
買う前に測る3か所
ツーロックの家で一番多い失敗は、上の鍵と下の鍵で、つまみの形や台座の高さが違うことです。上は付いたのに下は浮く、ということが起きます。
上下それぞれのつまみの形と高さ
つまみの形(平たい板状か、ボタン付きの防犯サムターンか)と、ドア面からの高さを上下別々に確かめます。片方だけ高さ調整パーツが要る家は珍しくありません。
付くかどうかの基本の確かめ方は、別記事のスマートロックが付けられないドアの見分け方で写真つきで解説しています。
ドア枠からつまみの中心までの距離
本体がドア枠や取っ手に当たると、付いても開け閉めのたびにぶつかります。レビューには、メーカーの目安が4cmのところ自宅は3.5cmで、ドア横の樹脂を削って付けたという声がありました。
上下の本体どうしの間隔
上下のつまみが近いと、2台の本体どうしが当たる場合があります。製品ページに載っている本体の縦の長さと、上下のつまみの中心どうしの距離を比べてください。
測っても不安なときは、SwitchBotの公式サイトにある質問形式の適合チェックや、つまみの写真を送るサポート窓口を使います。レビューでも、写真を送って必要なパーツを教えてもらった人が多くいました。
購入者レビュー150件を読んで分かった不満と満足
ツーロック向けに2台と顔認証パッドを組んだ「SwitchBot ドアロックUltra 顔認証パッドセット(1ドア2ロック対応)」の楽天レビューを読みました。
- 読んだ件数:150件(取得日:2026-10-09)
- 楽天の公式集計:★5が181件、★4が72件、★3が10件、★2が4件、★1が11件(計278件)
- 楽天が表示するレビューは★4・5が中心だったため、★4の48件を不満の母集団として分類しました
不満で多かった4つ
- 上下で鍵の形が違い、片方に高さ調整パーツが要った:★4の48件中17件が、高さや形状、パーツに触れていました。サポートに連絡して無償のスペーサーを送ってもらった例と、別売の高さ調節ケースを買った例の両方があります
- 顔認証が子どもや暗い時間に不安定:10件。大人は通るのに子どもだけ反応が悪い、逆光や暗さで時間がかかるという声です
- 取り付けと設定に時間がかかった:9件。つまみの中心に合わせる作業はやり直しになりやすく、2人で作業した方がよいという声がありました。ツインロックの設定手順が見つけにくかったという声も1件ありました
- 電池の持ちが心配:7件。家族が多く出入りが多い家ほど、充電の頻度を気にしていました
満足していた家の特徴
- 鍵を2回回す手間が、顔認証や指紋1回で済むようになった
- 子どもに鍵を持たせずに済み、紛失の心配が減った
- オートロックで2つとも自動で閉まり、閉め忘れがなくなった
★5のレビューには、2台のうち片方を充電している間も、もう1台で使い続けられたという声もありました。2台構成ならではの安心材料です。
画像:楽天市場
楽天のSwitchBot公式店では、ロックUltra 2台と顔認証パッド1台、高さ調節パーツ2個のセットが販売されています(商品ページの記載)。価格は時期で変わるので、販売ページで確かめてください。
ツーロックならではの注意点
2台にすると便利さが増える一方、気をつける場所も2倍になります。
締め出しの備えは2台分考える
オートロックを使うと、上下2つが自動で閉まります。スマホも鍵も持たずにゴミ出しに出ると、2つとも開かなくなります。
物理鍵を玄関の外に置かない、暗証番号や指紋など手ぶらで開ける方法を1つ用意する、のどちらかは必ず決めておきます。詳しくはスマートロックの締め出し対策にまとめています。
充電と電池交換は2台分
ロックUltraは充電式で、メーカー公称では1回の充電で約9か月使えます。2台あると充電のタイミングもずれます。アプリの電池残量通知を両方とも有効にしておくと、片方だけ切れていたという事態を防げます。
電池の減りが早いときの見直し方はスマートロックの電池がすぐ減る原因を参考にしてください。
両面テープの貼り直しは慎重に
本体は両面テープで貼るのが基本です。上下で位置を何度も貼り直すと、粘着が弱くなります。仮当てして位置を決めてから、1回で貼ります。貼り方のコツはスマートロックが落ちる原因で解説しています。
賃貸は退去時に戻せるかを確認
貼るタイプは工事不要ですが、つまみを外して付けるパーツがある場合は、元のつまみを保管しておきます。賃貸での注意点は賃貸でスマートロックを後付けする方法も参考になります。
2台で連動が向く家と向かない家
2台で連動させる方法が向くのは、次のような家です。
- 子どもに鍵を持たせたくない共働きの家
- 上下の鍵を毎回2回開ける手間を、確実に減らしたい人
- 閉め忘れが心配で、2つとも自動で閉めたい人
向かないのは次のような家です。
- 上下どちらかのつまみが特殊で、パーツでも合わない家(サポートに写真を送って先に確認する)
- 予算を1台分に抑えたく、普段は1つしか閉めない人
- 本体の取り付けにドア枠までの距離が足りない家
よくある質問
1台で上下2つの鍵を回せる製品はない?
後付けで室内側のつまみを回すタイプでは、1台で2つを回す製品は見当たりませんでした。つまみ1つにつき1台が必要です。
2台目だけ後から買い足せる?
同じ機種なら買い足せます。SwitchBotは初代・Pro・Ultraの組み合わせではツインロックを組めないため、手持ちと同じ機種かを確かめます。
上下で鍵の形が違っても使える?
高さ調整パーツやつまみ用のアダプターで付く場合が多いです。購入前に上下両方の写真をメーカーのサポートへ送ると、必要なパーツを教えてもらえます。
顔認証パッドは2台に1つで足りる?
SwitchBotのツインロックでは、2台を1台として扱うため、パッド1つで上下まとめて開けられます。楽天公式店のツーロック用セットも、パッドは1つの構成です。
片方だけ動かないときは?
まずアプリで2台の電池残量と接続状態を確かめます。それでも直らないときは、つまみの中心がずれていないか確かめます。
まとめ
ツーロックの玄関で上下とも自動にするなら、スマートロックは2台必要です。選ぶときは、同じ機種を2台そろえられて、1回で両方動く連動機能がある製品にします。
買う前は、上下それぞれのつまみの形と高さ、ドア枠までの距離、上下の本体どうしの間隔の3か所を測ってください。ここを先に確かめておけば、届いてから片方だけ付かないという失敗を避けられます。
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