スマートリモコンの置き場所|赤外線が届く範囲と必要な台数
※本サイトの記事にはアフィリエイト広告(PR)を含む場合があります
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
スマートリモコンを買って、いざ設定してみたら「エアコンだけ反応しない」「寝室の照明が動かない」。せっかく家中をスマホでまとめて動かすつもりだったのに、リビングの1台しか使えなくてがっかりした——これは初めて買った人がとてもよくつまずくポイントです。
そして原因の多くは、製品の不良でも設定ミスでもなく、ただの置き場所です。スマートリモコンは赤外線という「光」で家電に命令を出しているので、光が届かない場所に置けば、当然どんな高級モデルでも動きません。
この記事では、赤外線がどこまで届くのか、置いてはいけない場所はどこか、そして自分の家では何台必要なのかを、買う前に判断できるように整理します。
先に結論:赤外線は壁を越えない。だから「部屋ごとに1台」が基本
いちばん大事な事実から書きます。
赤外線は、壁・柱・ドアを通り抜けられません。
Nature Remoのメーカーであるネイチャー社は購入前案内のページで、赤外線は壁や柱などの遮蔽物を通過できないため、対応している赤外線距離に関わらず、1部屋に1台の設置をすすめるとはっきり書いています(最終確認日:2026-08-19)。
つまり、こういうことです。
- カタログに「最大30m」「30畳」と書いてあっても、それは見通しが利く同じ部屋の中での話
- リビングに置いた1台で、廊下をはさんだ寝室のエアコンを動かすことは基本的にできない
- 家中をスマート化したいなら、赤外線家電を動かしたい部屋の数だけ必要になる
「1台買えば家中が自動化できる」と思って買うと、ここで必ずつまずきます。逆にここさえ分かっていれば、最初から置き場所と台数を決めて買えるので、無駄な買い直しがなくなります。
スマートリモコン | 置き場所の見極め
この場所に置いていい?置き場所の候補ごとの向き・不向き
赤外線は「光」なので、遮られると届きません
| 赤外線の届き方 | 置きやすさ | |
|---|---|---|
| 家電を見渡せる棚・テレビ台の上 同じ部屋の中 | ○ 遮るものがなく届きやすい | ○ コンセントも取りやすい |
| 直射日光・強い照明が当たる場所 窓際など | × 強い光が赤外線の妨げになる | ○ 置くこと自体はできる |
| 収納棚の中・扉の裏 隠したい人がやりがち | × 赤外線が外に出られない | ○ 見た目はすっきりする |
| 隣の部屋(ドア越し・壁越し) 1台で済ませたい発想 | × 壁・ドアは通過しない | △ 結局もう1台必要になる |
- ※カタログの距離はいずれも「見通し」での目安です。
- ※ネイチャー社は、対応距離にかかわらず1部屋に1台の設置をすすめています(最終確認日:2026-08-19)。
おうちをスマートに
カタログの「30m」「30畳」はどう読めばいい?
もう一つ、買う前に知っておくと得をするのがメーカーごとに単位が違うことです。
- SwitchBotは「メートル」で書く:ハブ2・ハブ3は赤外線の送信範囲が最大30mとされています。ハブ2はハブミニの2倍の30mになった、という説明の仕方をされることが多く、つまりハブミニはその半分程度が目安です。
- Nature Remoは「畳」で書く:メーカー公式の比較表では、Nature Remo 3・Lapis・mini 2が30畳程度、nanoが10畳程度とされています(最終確認日:2026-08-19)。
この2つは単位が違うので、単純に強い弱いを比べることはできません。 どちらも共通しているのは「見通しが利く範囲での目安」という点だけです。
読み方のコツは、数字を絶対値として信じるのではなく、自分の部屋がその目安に収まるかだけを見ることです。
- ワンルーム・6〜10畳の寝室 → nanoクラスの控えめなモデルでも足りることが多い
- 14畳以上のLDK、縦長で細長いリビング → 余裕のあるモデルにしておくと安心
- エアコンが部屋の端にあり、本体を反対側に置かざるを得ない → 距離に余裕のあるモデルを選ぶ
なお、Nature Remoの購入前案内では、操作したい家電との間に障害物がないように設置すること、nano・Lapis・mini 2は壁掛け用の穴がないので台の上に置くこと、Nature Remo 3は人感センサーが反応しやすいよう壁掛けがおすすめ、といった設置の指示も出ています。買う前にモデルごとの「置き方」まで見ておくと失敗しません。
スマートリモコン | 守備範囲の目安
主要モデルの「届く範囲」とセンサーの目安
単位がメーカーで異なるため、横並びの優劣ではなく自分の部屋に合うかで見ます
| カバーの目安 | 内蔵センサー | |
|---|---|---|
| SwitchBot ハブ3 上位モデル | ○ 赤外線送信 最大30m(見通し) | ○ 温湿度・照度・人感 |
| SwitchBot ハブミニ(Matter対応) 増設向き | △ ハブ2の約半分とされる | × センサーなし |
| Nature Remo Lapis 節電機能つき | ○ 30畳程度 | △ 温度・湿度のみ |
| Nature Remo nano 入門・1部屋用 | △ 10畳程度・広い部屋は届かないことも | × センサーなし |
- ※SwitchBotは「m」、Nature Remoは「畳」で表記しており、単純比較はできません。
- ※仕様・価格の最終確認日:2026-08-19。最新は各販売ページでご確認ください。
おうちをスマートに
間取り別、何台必要かの目安
「赤外線家電を動かしたい部屋の数」がそのまま台数になります。動かしたい家電が無い部屋には要りません。
| 住まい・間取り | よくある構成 | 台数の目安 |
|---|---|---|
| ワンルーム・1K | エアコン+照明+テレビが同じ部屋 | 1台で足りることが多い |
| 1LDK・2DK | LDKに1台+寝室のエアコン用に1台 | 2台 |
| 3LDK(子育て世帯) | LDK+寝室+子ども部屋 | 2〜3台(使う部屋だけ) |
| 2階建ての戸建て | 1階リビング+2階寝室 | 各階に1台以上 |
ここでコストを抑えるコツがあります。すべての部屋に上位モデルを買う必要はありません。
- 人がいる時間が長い部屋(リビング):温湿度センサーや画面がある上位モデル。室温に応じてエアコンを自動運転させる、といった「暮らしが変わる」使い方はここでやる。
- エアコンを付けたり消したりするだけの部屋(寝室・子ども部屋):センサーなしの安いモデルで十分。
この「1台目は高機能、2台目以降は安いモデル」という買い方が、いちばん無駄が出ません。
購入者レビュー30件を読んで分かった不満と満足
主役として紹介するSwitchBot ハブ3について、楽天市場のレビューを30件読んで分類しました(取得日:2026-08-19。掲載レビュー総数は937件、平均は5点満点中4.53でした)。なお、星の数ごとの内訳までは取得できなかったため、低評価だけを抜き出した分類ではありません。読んだ範囲での傾向としてお読みください。
まず、この記事のテーマにいちばん効く発見がありました。複数台で使っている人がとても多いことです。「部屋違いで2台目を購入した」「リビングで使っていたハブ2を別の部屋へ移し、代わりに買った」「以前から別の部屋でハブミニを使っていて、今度は自分の部屋用に買った」といった声が、30件のうちいくつも出てきます。これは裏を返せば、1台では家中をカバーできないことを、買った人が使いながら気づいて増やしているということです。最初から台数を見込んでおくほうが結果的に安く済みます。
**不満として目立ったのは、届く範囲そのものより「設定の難しさ」**でした。
- リモコンのプリセット(登録済みリスト)に国内メーカーの家電が見つからず、手動学習で登録した、という声が複数
- 「初心者でも簡単」という説明ほどは簡単ではなかった、という指摘
- シーンやオートメーション(自動化)の設定でつまずいた、という声
- ダイヤル部分の質感やぐらつきが気になる、という声
一方で満足の傾向ははっきりしていて、「手元で完結する」ことへの評価が集中していました。エアコン・照明・テレビ・サーキュレーターのリモコンを1台にまとめられた、寝る前に声やボタン一つで照明を消せる、帰宅前に部屋を冷やしておける、といった内容です。ペットや高齢の親のいる部屋の室温を離れた場所から確認できる点を挙げる人も複数いました。
まとめると、届く範囲を正しく見込んで置ければ満足度は高く、つまずくのは主に初期設定、という傾向です。設定が不安な人ほど、最初の1台は情報が多い定番モデルを選ぶのが安全です。
用途別のおすすめ
広いLDKに置く1台目:SwitchBot ハブ3
赤外線の送信範囲が最大30m(見通し)とされ、温湿度・照度・人感センサーを内蔵しているため、「室温が28度を超えたらエアコンをつける」といった自動化まで一台でできます。画面とダイヤルが付いていて、スマホを開かずに手元で操作できるのも、家族に使ってもらいやすいポイントです。楽天市場のSwitchBot公式店では16,980円でした(最終確認日:2026-08-19)。
画像:楽天市場
家族みんなが使うリビングを、まとめて楽にしたい人はこちらです。
広告 / PR シリーズの他の製品とあわせて見たい方は 【SwitchBot公式サイト】
もどうぞ。
寝室・子ども部屋に足す2台目:SwitchBot ハブミニ(Matter対応)
「エアコンを付けたり消したりできればいい」部屋には、センサーなしの軽いモデルで十分です。同じSwitchBotのアプリでまとめて管理できるので、1台目をSwitchBotにしたなら2台目もそろえるのが楽です。楽天市場のSwitchBot公式店では5,980円でした(最終確認日:2026-08-19)。Wi-Fiは2.4GHz帯のみの対応なので、ルーターの設定だけ確認しておいてください。
画像:楽天市場
とりあえず部屋を増やしたいだけ、という人に向きます。
一人暮らし・1部屋だけ試したい:Nature Remo nano
赤外線の目安は10畳程度とメーカー公式の比較表に記載されており、ワンルームや寝室など狭い部屋に限れば十分です。センサーは付いていないので自動化の幅は狭くなりますが、価格は4,980円(メーカー公式・最終確認日:2026-08-19)と手を出しやすく、Matterに対応しているのでApple・Google・Amazonのどの環境からも扱いやすいのが利点です。目安が10畳程度である以上、それを超える広さの部屋では奥の家電まで届かないことがあるため、広いLDKには選ばないでください。
画像:楽天市場
まず1部屋だけ、安く試してみたい人はこちらです。
買ったのに効かない時、上から順に試すこと
置き場所を疑う前に確認したいことも含めて、原因の切り分け順に並べます。
- 本体と家電の間に何もないか:クッション、観葉植物、開けた扉、積んだ雑誌。赤外線は光なので、これだけで止まります。
- 直射日光や強い照明が当たっていないか:赤外線は他の強い光の影響を受けるため、窓際や照明の真下は避けます。
- 同じ部屋にいるか:壁・ドアを越えていないかを確認します。廊下をはさんでいたら、それは置き場所の問題ではなく台数の問題です。
- 距離が離れすぎていないか:カタログ値は見通しの目安。部屋の対角線いっぱいに離すと弱くなります。
- 家電の受光部の向き:エアコンやテレビの受光部は正面を向いています。真横や真下からだと入りにくいことがあります。
- その家電はそもそも赤外線か:元のリモコンをスマホのインカメラで映してボタンを押し、送信部が光って見えれば赤外線です。光らない家電(Bluetooth式や本体ボタンのみの家電)は、スマートリモコンでは動かせません。
- Wi-Fiが2.4GHz帯でつながっているか:多くのスマートリモコンは2.4GHz帯のみの対応です。
1〜5で直らず、6で「赤外線ではなかった」と分かった場合は、スマートリモコンではなくスマートプラグの出番になります。
注意点・人を選ぶ点
- 家中を1台でまかなうことはできません。 ここが最大の割り切りどころです。部屋数ぶんの費用を見込んでください。
- 壁掛けできるモデルとできないモデルがあります。 賃貸で壁に穴を開けたくない場合、置き台やコンセント周りのスペースを先に確認しておきましょう。
- 電源が必要です。 常時給電なので、置きたい場所の近くにコンセントがあるかを事前に見ておきます。延長ケーブルが要るなら、ケーブルの長さも設置場所の制約になります。
- 設定は「かんたん」と書かれているほど簡単とは限りません。 特に国内メーカーの古い家電は、プリセットに無く手動学習が必要になることがあります。機械が苦手な家族に任せきりにしない前提で考えてください。
- 停電やWi-Fiが切れると操作できなくなります。 元のリモコンは捨てずに取っておいてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 隣の部屋のエアコンも動かしたいのですが、ドアを開けておけば届きますか。 A. 見通しが通れば届く可能性はありますが、常にドアを開けておく前提の運用は現実的ではありません。メーカーも1部屋1台をすすめています。素直にもう1台足すほうが確実です。
Q. 2階建てで、1階のリモコンから2階の家電を操作できますか。 A. 赤外線は床・天井も通りません。各階に最低1台が必要です。
Q. 数字が大きいモデルを買えば安心ですか。 A. 同じ部屋の中で余裕を持たせる意味はありますが、壁を越える力は増えません。 距離を伸ばすより、置き場所を見直すほうが効きます。
Q. 部屋の中央に置く場所がありません。 A. 部屋の中央でなくても構いません。動かしたい家電の受光部が見えているかだけが条件です。角に置いても、家電が見渡せていれば動きます。
Q. Wi-Fiルーターからは離れていても大丈夫ですか。 A. 赤外線とは別に、本体はWi-Fiでつながる必要があります。電波が弱い場所だと、赤外線は届いているのにアプリから操作できない、という状態になります。ルーターから遠すぎる場所は避けてください。
まとめ:買う前に「どの部屋に何台」を決めておく
スマートリモコンで後悔する人の多くは、性能で失敗しているのではなく、1台で家中をまかなえると思って買っているだけです。
覚えることは3つだけです。
- 赤外線は壁・ドア・床を越えない。 だから部屋ごとに1台。
- カタログの距離は見通しの目安。 障害物・直射日光・棚の中はすべて敵。
- 1台目は高機能、2台目以降は安いモデルで十分。 全部を上位モデルにする必要はありません。
この3つを決めてから買えば、「届かなかった」という一番もったいない失敗はまず起きません。まずはいちばん長く過ごす部屋の1台から、気楽に始めてみてください。
※本記事の価格・仕様は執筆時点のものです。最新の価格・対応状況は各販売ページ・メーカー公式でご確認ください。
あわせて読みたい
- スマートリモコンを買う前の対応チェック|使えない家電の見分け方
- スマートリモコンとスマートプラグの違い|どっちを買うか家電別の使い分け
- スマート家電がWi-Fiから切れる|中継機とメッシュどっちで直す?
参考にした情報
- Nature Remo「ご購入前に」(ネイチャー公式):赤外線は遮蔽物を通過しないため1部屋1台推奨、モデル別の設置方法
- Nature Remo 製品比較(ネイチャー公式):各モデルの赤外線強度(畳数)・価格・センサー
- スマートリモコンの設置場所についての基礎知識(LinkJapan BLOG):直射日光・強い光が赤外線に与える影響